健康志向の高まりから「減塩」への注目が集まっています。特に漬物は「塩分が高い」というイメージを持たれがちですが、工夫次第で美味しく、しかも塩分控えめに仕上げることができます。この記事では、減塩でも美味しい漬物の作り方やポイントをご紹介します。
なぜ漬物は塩分が多いのか
漬物は本来、保存食として発展してきました。そのため
- 保存性を高めるために塩を多めに使用する
- 野菜から水分を引き出すために塩を使う
という理由で、一般的には塩分が高くなっています。
しかし現代では冷蔵保存も可能なため、必ずしも多量の塩を使う必要はありません。
減塩漬物のポイント
1.塩の使用量を控える
当たり前ですが、基本は塩を使う量を減らしてみることです。
まずは、通常のレシピの半分程度から始めてみましょう。
その分、保存期間は短くなるので、作ったら早めに食べきるのがコツです。
2.酢や昆布、出汁で旨味をプラス
塩を減らした分を酢を足して酸味をつけたり、昆布やかつお節を使った出汁で旨味を足したりすると、塩分を抑えても満足感がアップします。
3.塩もみの工夫
野菜を軽く塩もみして水分を出した後、水でさっと洗い流すことで塩分を減らせます。
4.漬け汁を工夫する
甘酢やヨーグルト、味噌などをベースにすることで、塩分が控えめでも奥行きのある味わいになります。
減塩でおすすめ!簡単レシピ
🥒きゅうりの減塩昆布漬け

【材料】
- きゅうり:2本
- 塩:小さじ1/2 (通常の半分以下)
- 昆布:5cm角1枚
- 酢:大さじ1
- 鷹の爪:少々
【作り方】
- きゅうりを斜め切りにして、軽く塩でもむ。
- 10分ほど置いたら、水でさっと洗い流し水気をきる。
- 保存袋に昆布・酢・鷹の爪ときゅうりを一緒に入れて半日漬ける。
酢と昆布の旨味が広がり、塩分が少なくてもおいしい仕上がりに!
減塩漬物を楽しむコツ
- 少量を食卓に並べる(食べ過ぎ注意)
- 旬の野菜を使う(素材の甘みで減塩でも満足)
- 作り置きは2~3日以内に食べ切る

まとめ
減塩漬物は
- 塩を減らして保存期間を短めに
- 酢や出汁、香味野菜で風味を補う
- 素材の美味しさを活かす
ことで、美味しく健康的に楽しめます。
「漬物=塩分が多い」というイメージを変えて、毎日の食卓に安心して取り入れてみましょう!
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